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ドロップ
皆さんこんばんは。
またまたお久しぶりです。

最近はこれまた何故かブリーチが再熱致しまして、
絶賛激ハマり中でございます。
中でも浦原さんに完全お熱なので妄想が膨らむ膨らむ…!
もうここは勢いに任せて書くしかない!
そう思って衝動的に浦原さん夢を書きなぐってみました。

地味に続きます。中~長編あたりかなぁと…
1話目なので夢主ほとんど出てきませんが、
宜しければお付き合いくださいませ。

苦手な方は回れ右!
お読みいただける方は続きを読むからどうぞ!



好きな物を枕の下に敷いて寝ると、その夢を見ることが出来る―――



そんなまじないじみたものが流行っていたのは、果たしていつのことだっただろう。
幼い頃、大好きなアニメの夢が見たくて
枕の下にひっそりとお気に入りのカードを忍ばせていたのは今でも覚えている。
気が付けばやらなくなっていたそのおまじない。
そんな記憶の隅に埋もれていたものに、ふと、縋りついてみたくなった。

思えば仕事に追われ、代わり映えもしないこんな日々に
自分でも気付かぬうちに大きなストレスを抱えていたのかもしれない。
せめて夢の中だけでも、心躍る刺激的な日々を…
そう祈りを込めて、私はそっと枕の下に本を敷いた。
いそいそと布団に潜り目を閉じると、途端に襲ってくる睡魔。
眠りに落ちる際特有の浮遊感に包まれながら、私はもう一度願った。

このおまじないが本物で、私の願いを叶えてくれるのならば


「浦原さんに、会いたいなぁ…」


そう呟いた直後、ふわふわと漂っていた意識がずんっと沈み始め、私は眠りに入る。
消えゆく意識の中、ひたすらに続く落ちるような感覚。
そうして私は夢の世界へと旅立った。



その日、ぼんやりとした夢の中で
誰かの暖かいぬくもりと、かすかな煙草の香りに包まれたような
そんな気がした。




ドロップ




東の空が白んできた頃、浦原喜助は目を覚ました。

起きるには少し早い時間帯ではあったが、喉の渇きを覚えたため台所へと向かう。
コップ1杯の水を飲み一息ついた時、ふと外の空気がいつもと違うことに気が付いた。
辺りには早朝独特の空気が広がっているが、その中に何か別の物が入り混じっている。

「なんスかねぇこの感じ…」

なれない感覚に警戒心を覚える。
浦原は簡単に身支度を整えた後、外の様子を探るため商店の前の空き地に出てきた。
一度深く呼吸し、朝の空気を体いっぱいに吸い込む。

「グォォオオオオ―――」

不意に頭上から轟く咆哮。
咄嗟に視線を向ければ、上空を飛び回る一体の虚がいた。

「おかしいッスねぇ…虚の気配じゃなかったんスけど」

浦原は虚を捉えた瞳を細めながら呟いた。

虚は暫く旋回を繰り返した後、目標を浦原に定め急降下してきた。
浦原を食らおうとその口を大きく開けながら襲い掛かってくる。

「やれやれ仕方ない…」

虚の攻撃が届く前に、浦原は杖状の鞘から刀を抜き
虚へ向けその一太刀を見舞う。
斬撃の勢いに押された虚は、宙を舞いそのまま消滅した。
そうして辺りは再び、早朝の静けさを取り戻した。

「やっぱり気のせいだったんスかね…」

虚が消え去った辺りをぼんやりと眺めながら浦原は一人呟いた。
辺りに虚がいないことを確かめてから刀を鞘に納め、
最後にもう一度空を仰ぎ見る。



すると視線の先――――見えた空に、ぽっかりと穴が開いているのが見えた。

その穴は黒腔とは違う、白く……だがかすかに淡い七色に光り輝いてる。
そして、先ほど感じた"虚ではない何か"の気配がそこから強く溢れ出しているのに気付く。

「あれは――――っ!」

突如、穴の中から1人の女が現れた。
浦原は瞬時に身構えるも、その女が動く気配はない。
むしろ気絶しているかのように全身から力が抜けていたその女は、
穴から出てくるなり、重力に逆らう事無くそのまま地上へと落下してきた。

「危ない!」

それを見た浦原は、咄嗟に地面を蹴り彼女の身体を抱きとめた。
その身体はなんて事ない、華奢で、柔らかい、一般的な女性のものだった。

容姿を見る限り破面や死神ではないだろう。
胸に鎖がないので魂魄でもなさそうだ。
更に言えば、特段変わった霊圧も感じない。

まさに、ただの人間のようだと、間近で見た浦原はそう思った。

閉じられた瞼が上がる様子はなく、ただ規則的な呼吸だけが繰り返されている。
詳しい正体は分からないままだが、少なくとも危害を与える存在ではないだろう
そう判断した浦原は、彼女を抱きとめたままそっと地に降りたった。
そのタイミングを見計らったかのように、商店からテッサイが姿を現す。

「店長、その女性は…」

「アタシにも詳しいことは…ひとまず様子を見ます。
テッサイさん、すいませんが布団を用意してあげて下さい。」

命を受けたテッサイは、頷きそのまま店の中へ戻っていく。
浦原は店に戻る前に、振り返って再度空を仰ぎ見た。
そこには既に先ほどの穴はなく、
同時に今まで感じていた奇妙な気配もすっかり消えてしまっていた。

一体何が起こっているのかは分からない。
それでも、この出会いが何か運命を変えるものであると、
浦原はなぜか、そう確信した。





そうこれが、小さな奇跡の始まり






とういうわけで、今回はトリップ夢にしてみました。
「なないろドロップ」というタイトルで中~長編連載にしていく予定ですので、
今後もゆるりとお付き合いいただければ嬉しいです。

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