忍者ブログ
自由気ままに色々書きます。絵の無断転載はおやめ下さい
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

外してよ、サングラス
皆さんこんばんは
そしてお久しぶりです

久々の更新がこんな真夜中で、しかも夢小説で申し訳ありません…
今回のお相手は「とある魔術の~」から、土御門元春です
去年の夏辺りから盛大にハマりまして…
その中でも土御門には絶賛どハマり中でございます
この熱が冷めやまぬうちに1作品だけでも書いておこうと思い
真夜中にこそこそ執筆しておりました。

一応夢主の名前などは出ないような内容にしておりますが
苦手な方は回れ右をお願いいたします


よし来い!な方は続きを読むからどうぞ!





真っ赤に燃え上がる夕方の空
私の目線の先には、その光を受けながら一人たたずむ少年の後姿が映る

人気のない放課後…狙うはただ一つ

さぁ!今日こそ!



外してよ、サングラス



きっかけは、とある授業の合間の休み時間
私の前に、友達と談笑をする一人の少年がいた


その顔には、サングラス



…なんで、サングラスなの…
まるで夏の海にいるような出で立ちはクラスでも圧倒的な存在感を放っていて
否が応でもその姿が目についてしまう

しかし、そんな私は彼の素顔を一度も見たことがない
…サングラスを外したところを、見たことがない
試しに真横から眺めてみても、斜め下から見上げてみても、素顔を見ることは叶わなかった
それはまるで、鉄壁の絶対防御のよう


………気になる。

だが、見られないとなるとますます見たくなるのが人の性なわけで
私はまだ見ぬ彼の素顔を、どうしても見てみたくなった


「ねぇ、土御門くんってさ…」

私は彼らの会話がひと段落した頃合いを見計らって
サングラスの少年に声を掛けた

「んー?」

彼―――土御門は、体勢はそのままに顔をこちらに向ける


「……いっつもサングラス、かけてるよね」

「あぁこれかぃ?そりゃあ、土御門さんのトレードマークだからにゃー」


……トレードマーク、ねぇ……
確かにサングラスを見れば反射的に土御門を連想してしまう
サングラスのおかげでかなり目立っているのだ、良い意味でも悪い意味でも
果たしてサングラスを外した時に彼を土御門と認識できるのか…自信が持てないほどに

「……ねぇちょっと外してみてよ」

「………は?」

何を言われたのか理解が遅れた土御門は、一瞬呆けた表情になる
確かに、急に突拍子もなくサングラスを外せと言われたらそうなるだろう

「だ・か・ら!外してよ、サングラス!」

呆けた土御門を催促するように、私は同じ言葉を繰り返す
たかだかサングラス程度、お願いすればまぁ簡単に外してくれるだろう
そう軽い気持ちで発した言葉だった

少し考える素振りを見せた土御門だったが
すぐに身体をこちらに向け、私の机に寄り掛かった
そして前のめりになり、私の顔に自らの顔を近付けて
サングラスを外そうとその手を―――



「だーめ」

「……わっ」


サングラスに伸びるかと思われたその手は、土御門の顔ではなく私の額を捉え

そのままデコピンされてしまった

……え、ダメ…?ってかデコピン!?何で!?
今度は私が呆ける番だった
頼めば当たり前のように外してくれる、そう思っていただけに
予想外の返事が返って来て中々反応出来なかった
ましてやデコピンされるなどとは思ってもみなかった私は
至近距離からの攻撃に身を守ることなく、おもいっきり食らってしまう


「ったぁ…ちょっと!」

「甘いにゃー!この土御門さんが簡単に外してくれるだなんてありえないぜよ」


人差し指を私の鼻先でクルクルと回しながら、ニマニマとした表情で私を見る
外してくれないなら最初からそう言ってくれれば良いものの
ある程度の期待を持たせてから、まるで楽しむように土御門は私の願いを却下してきた
…絶対に弄んでる、この人…!

「ケチ!一度くらい良いじゃないの」

「いやいや、一度目が一番肝心なんだぜい?一度見たら後は何度見ようと価値は同じなんですたい」


私が駄々をこねる姿を眺めるように、今度は頬杖をつきながら土御門が言う
最早どう見ても彼のペースにのまれてしまっている
これでは、今この場でサングラスを外してもらうことは恐らく不可能だ
……しょうがない、今日はもう引き下がろうか

そう、諦めかけた時
不意に土御門の顔が先ほどよりも近くに寄って来て
私の耳元に―――


「悔しかったら、外させてみろよ」



そう、囁いた




***



放課後の帰り道、一人佇む土御門の様子を影から伺う

あの一件から数日間、私は幾度となくサングラスを外そうとしていたが
意外にも彼の行動には隙がなく、中々外すことが出来ないでいる
直接交渉もしてみたが、もちろん彼が素直に受け入れてくれるはずもなく
結果的に散々弄られて終了するだけだった

正面突破だけでは無理だと判断した私は
背後からサングラスを奪うべく、今こうしてこっそりと後をつけているわけだが…

多分、これも失敗する
きっと、土御門くんは気付いてる

心の奥で、もう一人の自分がそう告げていた


「なーにこそこそやってるんだにゃー?」

急に立ち止まったかと思えば、彼は前を向いたまま誰もいない空に向かって言う
それは確実に、後をつけている私に向けた言葉だった


……あぁ、やっぱり


「…早く来ないと、置いてくぜい?」


土御門は振り返り、今度こそ確実に私の方を見てそう言った
相変わらずサングラスをかけていて、その表情ははっきりとは見えなかったけれど
またいつものように、ニヤついて
楽しそうに、こちらを見ているんだろう


あー…今日もまた流されるのかぁ…


そう思いながらも
私の頬は自然と緩み
足取りは今日一番に、軽かった



次こそ負けないんだから!




外してよ、サングラス



‐‐‐‐‐

あとがき

相変わらずまとまりがなく長ったらしい文になってしまいました…
最後まで読んで下さりありがとうございます
余力があれば(あと需要)、この作品をシリーズ化したいなぁと密かに思っております
完全なる自己満ですが、お付き合い下されば幸いです

ちなみにお題タイトルは「彼がサングラスを外させてくれません!」です
ありきたりです


それでは、最後にもう一度
ここまでお読み下さりありがとうございました!

拍手[0回]

PR
comments**
yourname ()
title ()
website ()
message

pass ()
- 164 - 163 - 162 - 161 - 160 - 159 - 158 - 157 - 156 - 155 - 154
prev  top next
カレンダー
11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カウンター
プロフィール
HN:
暁 しおり
性別:
女性
趣味:
映画鑑賞・読書・紅茶
最新コメント
[03/20 kisargi]
[03/05 kisargi]
[02/19 ユズキリ]
[02/18 如月]
[02/18 ユズキリ]
my link
応援中
最新TB
バーコード
BACKGROUND / tudu*uzu
DESIGN / Lenny
忍者ブログ [PR]