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好きって言って
日付が変わってしまいましたが…
どうやら告白の日らしい、ということで
せっかくなので短編小説を一本。


1時間ほどで書き上げた即席夢ですので
かなり短いものになります

お相手はまたまた禁書目録の土御門元春

それでは続きを読むからどうぞ!




「知ってるかにゃー、今日は”告白の日”、らしいぜい?」

***

梅雨も未だ訪れぬ季節だというのに
青空に輝く太陽の光がもたらすのは、まるで真夏を思わせる熱量。
それを受ける少女の背中に、ジワリと嫌な汗が滲む。

「で?俺に何か言うことは?」

少女の隣に腰を掛けるサングラスの少年、土御門元春が問いかける。
彼もまた照り付ける日差しを浴びているのだが
打って変わりその表情は涼しげであった。

「べ、別に何も……」

否定した彼女であったが、しかしその表情には戸惑いと緊張が見え隠れしている。
額に流れるその汗は、果たして日差しのせいなのか…。

「本当に?」

少女の心持を知ってか知らずか
その表情をのぞき込むように体を近付け、土御門は再び問いかけた。

「だからっ、何もないってば…!」

土御門の視線から逃げるように顔を背ける。
だがそれでも、肩ごしからほんの少し覗く頬の赤らみが
彼女の心の内を土御門へと伝えていた。

「ふーん」
「っ…な、何ささっきから…」

土御門は苦笑しながらも、それでも気付いてしまった彼女の想いに
抑えようのない愛おしさを含めた視線を送る
しかし、土御門に背を向けたままの彼女は気が付かない

「別にー?」
土御門は雲一つない青空を見上げる

「ただ…”告白の日”なんてチャンス、めったにないと思うんだけどにゃー?」
「……っ」

一瞬だけ彼女の肩が大きく揺れたのを、土御門は見逃さなかった。
暫くその姿を横目で見ていたが、しかし硬直した身体は一向に動かない
ついに痺れを切らしたのは、土御門の方だった。

「……いい加減、素直になったらどうなんだ?」
「なっ……!」

少女の細身の腕を少々強引に引き寄せると
二人の間に空いていた微妙な距離はゼロになるほど近付き
必然と向かい合わせに見つめ合う。

「ったく、ようやく捕まえたぜい」
そのまま土御門は、驚きに身を固くし頬を赤らめた少女の耳元に顔をよせ
小さく囁いた。

「ほら、言えよ」



「…………つ、土御門くんの、ことが……」



大好き。



震えながら発せられた言葉は
危うく聞き逃しそうになるほどか細く小さなものだったが
それでも、心からの、告白だった




「あぁ……俺もだ。」




悪戯が成功した子供のような、けれど、とても幸せな表情で
土御門は、微笑んだ。




‐‐‐‐‐‐‐‐‐

あとがき

わちゃわちゃした感じとは一変
言いたいけど言えない
言わせたいけど上手くいかない
そんな甘酸っぱい雰囲気が出せれば良いなぁと思いつつ…

ここまでお読み下さりありがとうございました。

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